小さな改善の積み重ねがパフォーマンスの底上げをする。いわゆる「マージナルゲイン」を標榜するSILCAは、自転車の小さなパーツではあるけれど、大きな可能性を秘めているパーツに着目しました。彼らの次の一手はディレイラー・ハンガー。
SILCAのディレイラー・ハンガー。その特徴は3Dプリント技術を採用したチタン製であること。コンピュータマウントで得た3Dプリントの製造経験と技術をつぎ込み、彼らは軽量性、剛性、そしてフレーム保護を高いレベルで達成したディレイラー・ハンガーを生み出しました。現代の電子/電動式のシフトは速さだけでなく、瞬間的に駆動パーツにかかる力も相当なものです。悪い例を挙げると、低品質のアルミプレートで作られたそれは、シフト中に最大で4度曲がることもあり、これによりシフトの精度が悪化。結果として変速が遅くなることもあります。SILCAのディレイラー・ハンガーは最新のAI生成(!)で高度な3Dモデリングを行い、その構造に破断ノッチが設けられています。このため落車などでフレームが衝撃を受けた場合、ハンガーのノッチがカーボンフレームより先に破断するため、フレームを保護できる可能性が高くなります。
最後に、これはあまり知られていないことですが、SILCAの3Dプリントハンガーは、すでにワールドツアーレベルの実戦に投入済みです。2023 年のツール・ド・フランスでは2つのステージで勝利に貢献、集団落車に遭ってもディレイラーの位置合わせに大きな狂いが生じなかったとのこと。
ディレイラー・ハンガーは何でも良いなんてことはありません。積極的に選んで欲しいアイテム、それがSILCAの3D プリント ディレイラー・ハンガーです。
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対応表/価格
■ダイレクトマウントタイプ
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■スタンダードフィットタイプ
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