ALIBI STRADE BIANCHE

ヘルメットのKASKはイタリアの会社です。その兄弟ブランドであるアイウェアのKOOも、もちろんイタリアのブランドです。両者は100%イタリア生産であることを謳っていますが、それ以上に自らがイタリアンブランドであることを主張することは比較的少ない方です。それはサポートする選手やチームの国籍は今やボーダーレスであり、必要以上に「イタリア」を前面に押し出す必要はなく、またマーケティングにおいてもイタリアンブランドであることは定着しているので、差し当たって不要という判断なのでしょう。しかし、母国で開催されるレースイベントについては「ツボ」を押さえてPRを行うところがKASKやKOOの上手なところ。MARATONA DLES DOLOMITE(ドロミテマラソン)、そしてみんな大好きSTRADE BIANCHE(ストラーデ・ビアンケ)。このふたつのレースに、KOOやKASKは毎年趣向を変えて限定モデルを送り出します。今回ご案内するのはそう、3月上旬にトスカーナで行われ、同州のシエナをゴールとするワンデーレース。「白い道」ことSTRADE BIANCHE(ストラーデ・ビアンケ)。

およそ200㎞の行程のなかで、約70㎞が未舗装区間のストラーデ・ビアンケ。延々と続く、白く見える砂利道がレース名の由来ですが、オンロードとは異なるテクニックやチーム力が要求される、ある意味過酷なレースであり、その一方で観戦する側からするとこのうえなく面白いレースです。KOOが送り出す限定モデルは、こういったレースの特徴に関連付けて、機能面やカラー、グラフィックにレギュラーモデルには用意されない仕様を打ち出すことが魅力。2024年版STRADE BIANCHEは最新のALIBIをベースに、レギュラーモデルにヒネリを加えた機能性や演出に溢れた限定モデルとして誕生しました。

LIGHT DUST MATT レンズ:サンライズ・グラデーションミラー(VLT 19.9%)

ALIBI STRADE BIANCHEの機能的な特徴。それはレンズに集約されています。まず、サンライズ・グラデーションミラーと名付けられたレンズは、レギュラーモデルの特徴でもあるミラーレンズであること。未舗装路の多くは木々も少なく、晴天であれば強い太陽光が無慈悲にも選手に注がれることになります。こんな時にミラーレンズは光を反射して目を効果的に保護してくれます。そして限定モデルだけの特徴は、レンズの上部から下方に向けてレンズカラーの濃度が下がるグラデーションレンズ。眩しい太陽光だけをブロックし、風景の見え方を確保してくれます。また、コントラストを高め、視界に入る細部までを鮮明に見ることができます。目を護りつつクリアな視界を確保する。埃の立つ未舗装路を意識したものですが、もちろん通常のサイクリングでも安全で快適な視界を確保してくれます。現状のKOOラインアップにおいて、グラデーションミラーを採用するのはこの限定モデルだけです。

そして限定モデルならではの演出は、フレームのカラーがBLACK MATTとLIGHT DUST MATTの2カラーから選べること。お気づきでしょうか。後者はダーク系のアイボリーカラーですが、ネーミングセンスと遊び心が素敵です。両カラーともに左側テンプル裏側にSTRADE BIANCHEのロゴが入り、両側テンプルの外側には土埃をイメージしたパターンが入ります。両カラーともウェアやバイクと合わせやすい色で、KOOのロゴも際立つ配色。所有する悦びとともに、ちょっと自慢したくなるアイウェアかもしれません。

ALIBI STRADE BIANCHE、デリバリーは2024年4月頃を予定しています。

販売価格(限定 モデル STRADE BIANCHE):¥29,700(税込価格)
重量:28g
カラー:LIGHT DUST MATT・BLACK MATT (ともにサンライズ・グラデーションミラー)
サイズ:ワンサイズ
レンズ:ZEISS製(ポリカーボネートレンズ)

2024年3月5日

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