
プロスポーツとは、一般人とは異次元の世界で行われるものです。自転車競技においても選手たちが走るレースもまさに異次元で、ジロやツールのような長丁場もあれば、ワンデイレースでも過酷なレースは多々あります。たとえば3月にイタリアのトスカーナ州で開催されるストラーデ・ビアンケ。その過酷さはレース全行程の約4割が砂利道であることに集約されます。ロードバイクで砂利道を延々と走ることは、機材はもちろんライダーのフィジカルにも相当の負担を強いるわけです。Strade Bianche(白い道)とはこの「酷道」からネーミングされたわけですが、そのネーミングに選手は苦々しく思うかもしれません。しかしストラーデ・ビアンケ2023にワイルドカードで出場を決めたイタリア籍のUCIプロチーム、エオーロ・コメタの選手は、フィジカルのストレスを軽減できるはずです。なぜならチームは実際のレースでKOOのSUPERNOVAを使用するからです。そして、今年のストラーデ・ビアンケ直前に、KOOはSUPERNOVA限定モデルを発表しました。その名も“SUPERNOVA STRADE BIANCHE”です。

上段:PINE GREEN/レッドミラー(VTL11.3%-79.2%) 下段:SIENA RED/ゴールドミラー(VTL12-64.8%)
ベースモデルSUPERNOVAの特徴は、わずか21gの超軽量であり、フィット感にとても優れたモデルであることです。これはバイクの上で揺すられる砂利道で選手がストレスを感じない重要な機能性で、ストラーデ・ビアンケのようなレースにはうってつけの基本性能です。
また、レンズ垂直面のカーブを水平面より湾曲させ、そのカーブを人間の眼球に合わせたEssilor製のポリカーボネートレンズを採用して優れた視界を確保していることは、砂埃のプロトンで選手のライドを効率的にサポートします。
このようなSUPERNOVAの特徴に、限定モデルの“SUPERNOVA STRADE BIANCHE”には、レギュラーモデルにはない仕様が与えられています。それは調光レンズの採用。レースでもサイクリングでも、ライダーに差し込む光の入り方は刻々と変化します。この限定モデルはストラーデ・ビアンケのレースをイメージして、紫外線の量によってレンズの色が変わる調光レンズを採用。可視光線透過率(VLT)の数値が11%台から最大で80%近くまで変化する2種類が用意されました。このVLTは数値が低いと光を通しにくくなり(暗く見える)逆に数値が高いと光を通しやすく(明るい)なります。
参考までに、STRADE BIANCHEのレンズは周囲が暗めの曇った天候から(レンズの色:薄い)、直射日光が差し込む明るいフィールドに変化した場合、約20秒でレンズの色が濃くなり調光が完了します(その逆は数分かかります)。

また、これは機能性には関係ありませんが、フレームカラーのネーミングセンスが素敵です。KOOが名付けたカラーはPINE GREENとSIENA REDのふたつ。PINE GREENはトスカーナ地方の象徴的なイトスギ(ヒノキ)や松のカラーを、そしてストラーデ・ビアンケのゴールである赤レンガが立ち並ぶシエナの旧市街をイメージしたSIENA RED。しかも左側テンプルの「内側」にSTRADE BIANCHEのロゴが入る心憎い演出が限定モデルの特別感をアップします。
KOOのSUPERNOVA STRADE BIANCHEは、レース開催に合わせて3月の入荷です。
SUPERNOVA STRADE BIANCHE
販売価格:¥29,700(税込価格)
テンプルカラー/レンズ
・PINE GREEN/レッドミラー(VTL11.3-79.2%)
・SIENA RED/ゴールドミラー(VTL12-64.8%)
重量:21g
・Essilor製調光レンズ
・交換可能なノーズパッド
・軽量で広い視界のフレームレスデザイン
・ノーマル及びアジアンノーズパッド付属
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
SUPERNOVA PHOTOCHROMIC PINK

SUPERNOVA STRADE BIANCHEの発表に合わせて、通常モデルにも調光レンズが追加されました。KOOのレンズはZeiss製のレンズがデフォルトですが、調光レンズはEssilor製のポリカーボネートレンズを採用します。
販売価格:¥29,700(税込価格)
テンプルカラー:BLACK MATT
レンズ:PHOTOCHROMIC PINK(VTL 11-73%)
重量:21g
・Essilor製調光レンズ
・交換可能なノーズパッド
・軽量で広い視界のフレームレスデザイン
・ノーマル及びアジアンノーズパッド付属
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
KOO トップ
2023年2月21日