about SIDI

SIDIはイタリア北部のヴェネト州、マゼールという小さな町に社屋を構える、サイクリングシューズとモーターバイク用のブーツメーカーです。この地に生まれ育ったDino Signori氏が1959年に設立した会社です。“SIDI”のネーミングは、同氏の姓と名から2文字ずつ取って命名されたものです。

戦時中に幼少期を過ごしたDino氏は、子供の頃から家族を支えるため、大人に交じって懸命に働いたと言います。その頃に出会ったサイクリングは、貧しさを乗り越えて必死に生きる彼にとって、息抜きであると同時に「プロの自転車選手になって家族を養う」という夢を追いかける時間でもありました。幾つもの職業経験を経て、青年期に身に付けたのが他ならぬ靴作りの技術。様々な事情で自転車選手としてのキャリアをあきらめたDino氏は、靴職人として腕を磨きつつ、北イタリアを中心にハイキングブーツやスキーブーツを売り歩いたそうです。そしてDino氏が作った靴に対する回りの評価は日毎に高まりました。彼の名声が自転車界に届いた時、彼は靴職人として、かつて夢を追った自転車レースの世界に身を投じることになったのです。

SIDIのシンボルマークであるspiral(渦巻き)は、Dino氏の靴作りへの止まない情熱、SIDI創業当時のイタリア経済復興、回転するホイールなどを象徴するものです。

アジアに生産拠点を設けず、マゼール本社と隣国のルーマニアの自社設備でのみ生産を行うSIDI。ルーマニアから届いたシューズは、1足ずつ箱から取り出して隅々まで検査を行う徹底ぶりです。Dino氏の靴職人としての姿勢は昔も今も変わることはありません。

ディーノ氏

「SIDIのシューズは重い」という声を時折耳にします。それはSIDIが「履き心地」を何よりも優先しているためです。ライダーに最適な履き心地を提供するため、様々な調節機能を備えているSIDIのシューズ。その結果、重量は増します。しかし「手に持って軽いシューズ」と「重くても快適な履き心地のシューズ」、果たしてどちらに価値があるでしょうか。多くのプロ選手が愛用して、数多のトップ選手を幾多の勝利に導いている事実をみれば、その答えは明らかです。

「軽さは大事である。でも軽さより優先させることがある」
Dino氏の理念が体現されたシューズは、機能部品として最高のバランスのうえに成り立っています。そんなDino氏を慕って、今日も氏の元を現役プロ選手や引退した名選手が訪れます。チームの契約によりSIDIのシューズを履けなくなったプロの選手たちも、Dino氏を訪ねてくることは珍しくありません。選手が自由に機材を選べた時代の名残りかもしれませんが、Dino氏とプロ選手が固い友情で結ばれていることも、SIDIにおいて昔も今も変わらないことです。このコミュニケーションこそ、SIDIが最高の機材を生み出す原動力なのです。

社屋

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